『子どもの腰痛』で注意する骨折
- tano8614
- 3月18日
- 読了時間: 4分
成長期の子どもで腰が痛いという場合には、筋肉の疲労であることが多いです。最近の小学生のランドセル自体は軽くなっていますが中に入れる荷物や持ち物は小さな体に対して重くなっています。現代の子どもは運動することしない子の2極化が進んでおり問題視されています。
今回は、『子どもの腰痛』で必ず知っておきたい骨折についてです。代表的なもので腰椎疲労骨折(腰椎分離症)という疾患があります。
この疾患は、早期に診断し、適切な治療を行うことで骨の癒合が期待でき、将来的な腰痛やしびれのリスクを減らせます。この記事では、腰椎疲労骨折の特徴、診断方法、治療のポイント、そして将来の健康への影響について詳しく解説します。

腰椎疲労骨折とは何か
腰椎疲労骨折は、椎弓部の疲労骨折とも呼ばれ、腰椎の一部に小さな亀裂が生じる状態です。特に成長期のスポーツ選手に多く、ジャンプや腰のひねりを多用する競技で発症しやすいです。疲労骨折は一度の大きな衝撃ではなく、繰り返される小さな負荷の積み重ねによって起こります。
この骨折が癒合しないまま放置されると、腰椎分離すべり症へと進行し、慢性的な腰痛や神経症状(しびれや痛み)を引き起こす可能性があります。したがって、早期発見と適切な治療が重要です。
腰椎疲労骨折の原因とメカニズム
腰椎疲労骨折は、腰椎の伸展(後ろに反る動き)と回旋(ねじる動き)が繰り返されることで、椎弓部に機械的なストレスが蓄積し発生します。特に成長期は骨がまだ完全に硬化していないため、疲労骨折のリスクが高まります。
例えば、体操やサッカー、野球などのスポーツでは、腰を反らせたりひねったりする動作が多く、これが骨に負担をかけます。日常生活でも長時間の姿勢や重い荷物の持ち運びが影響することがあります。
診断方法と重要なポイント
腰椎疲労骨折の診断には画像診断が欠かせません。以下の検査が一般的に行われます。
MRI検査
骨髄浮腫の有無を確認し、骨折の初期段階や炎症の状態を把握します。骨髄浮腫がある場合は、骨がまだ癒合の可能性が高いことを示します。
CT検査
骨折部位の詳細な形状や亀裂の有無を確認します。骨の状態を正確に把握できるため、治療方針の決定に役立ちます。
患者の年齢も診断と治療に影響します。成長期の若年者は骨癒合の可能性が高く、積極的な保存療法が推奨されます。一方、成人では癒合が難しい場合が多く、痛みの管理とスポーツ復帰の調整が中心となります。
治療の選択肢とポイント
腰椎疲労骨折の治療は、骨癒合を目指す保存療法が基本です。治療方針は患者の年齢や骨折の状態によって異なります。
コルセット装着
医師の指示でコルセットを装着し、患部を安静に保ちます。これにより骨への負担を減らし、癒合を促進します。コルセット装着中は、腰に負担をかけない範囲で患部以外の筋力トレーニングを行い、体力維持を図ります。
運動制限とリハビリ
痛みがある間は激しい運動を控え、徐々にリハビリを進めます。骨癒合が確認できたら、段階的にスポーツ復帰を目指します。
コルセットなしの場合
骨癒合が難しいと判断される場合は、痛みの管理を中心に行い、無理のない範囲でスポーツ活動を続けることになります。
将来の腰痛やしびれへの影響
腰椎疲労骨折を放置すると、骨が癒合せずに椎弓部が分離したままになることがあります。これが腰椎分離すべり症の原因となり、腰椎がずれて神経を圧迫することで、慢性的な腰痛や下肢のしびれを引き起こします。
成長期に適切な治療を受けて骨癒合を促すことは、将来の腰痛や神経症状の予防につながります。逆に、早期診断や治療が遅れると、症状が悪化し日常生活に支障をきたすこともあります。
具体的な予防策
スポーツ時のフォーム改善や適切なウォームアップ
腰に負担をかけない姿勢の習慣化
定期的なストレッチや筋力トレーニングで腰周りの筋肉を強化
これらは腰椎疲労骨折の再発防止や腰痛予防に効果的です。
当サロンでは、近隣の医療機関で腰椎疲労骨折の診断を受けているお子様の患部外のコンディショニングや患部に負担のかからないような動きの再学習などを行っていきます。
当サロンにご来店時に、カウンセリングを行う際に状況によっては医療機関の受診を勧める場合もありますので、大事な身体の回復の為にご理解ください。
ご相談などありましたらお気軽にご連絡お願いいたします。
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